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ニートになりたい男の暇つぶし

ニート3年超、社会人通算5年超の経験を綴るブログ

NEELOG

ブログ改装中 By HIO

響 ~小説家になる方法~  『偉大な作家は狂ってる』

  

ももう終わりですねぇ。GWが近づいてきてるような気がしないでもないです。

休めるといいなぁ・・・なんて暗い気持ちはふっ飛ばして、漫画読もう!!

 

初回は『 響 ~小説家になる方法~ 』という作品を取り上げたい。

 

響~小説家になる方法~ 1 (ビッグコミックス)

響~小説家になる方法~ 1 (ビッグコミックス)

 

 

 

このタイトルにこの表紙。これだけから内容をどれほどの人が想像できるんだろうと読んだあとになってしみじみと思ってしまう。

この作品は現在6巻まで出ていて、まんが大賞2017も受賞した勢いのある作品。

 

 

あらすじ

とある文芸編集部の新人賞宛に送られてきた募集要項を無視したひとつの投稿原稿。

要項無視を理由にゴミ箱に捨てられていたそれを、編集部員の花井が偶然見つけるところから物語は動き出す。

 

彼女が封を開けると、そこにあったのは出会ったことのない革新的な小説だった。

 

粗はある。だが、それ以上に引き込まれる何かがたしかにそこにある。

花井はこの作品をどうしても世に出したいと思い立ち上がるが、

分かるのは『鮎喰響』という読み方も定かでない名前だけだった・・・

  

  

雑感

 この作品を読むことになれば、作中に『太宰治』というキーワードを何度か目にすることになると思います。

現在の文芸不況の中の救世主的な代名詞として用いられているわけです。

ただ、それが彼女に当てはまるのかといえばそうではない・・・ような気がする。

救世主的な代名詞としての太宰治ならば、作中の主人公『響』は当てはまる。

だが、彼女の行動や思考はきっと太宰治とはかけ離れている。そんな気がするのだ。

 

良い言い方をすれば、一本芯が通っている。

悪い言い方をすれば、頑固。融通が利かない。

 

かといって職人気質かと言われれば、それもまた微妙に違う気がする。

何とも表現するのが難しい子ではある。そこが魅力的なのだが。

 

物語は響の高校生としての生活を通して描かれている。

つまり16歳から作品は始まっているのだ。

正直どこまで漫画で描かれるのかは定かではないが、個人的には是非とも

20歳以降の彼女の姿も描いてくれることを願っている。

 

きっとそのころには、太宰ではなく、『三島由紀夫』に匹敵するような奇人ぶりが

描かれているような気がするのだ。是非ともそれを見てみたい。

まぁ、今の段階(6巻現在)で十分に一般人視点からすれば奇人な気もするが・・・

 

だが、その彼女の行動には一本の筋がしっかりと通っている。

もちろん、その筋は高校生というまだ幼さの残る少女が持つ筋なので危うさは当然のように見え隠れする。だが、見ていてとても清々しいと思えるのだ。

そして、まぶしくもある。

 

10代の頃にこんなにしっかりとした芯が通っている人間であれたら、どれだけよかっただろうと思ってしまう。そんなキャラクターなのだ。

 

是非とも、このGWにでも一気読みしてみてほしい作品。

 

 

響~小説家になる方法~ 1 (ビッグコミックス)

響~小説家になる方法~ 1 (ビッグコミックス)