一番好きなアニメを教えろというお題があったのでGW最後に書いてみようと思う
こういう題材は地味に難しい。
その年その年で意外と好みというものは変遷していく。
あの時は「お前がNo.1だ・・・」と言えてたものが、その翌年には、
「え?あー・・・とりあえず二番手に格下げしとくか」的なことも有り得る。
とはいえ、まずはいくつか思い入れのある作品を挙げてみる。
年代順になっていない。とりあえず思いつく限りを適当に挙げてみる。
①うたわれるもの
②火魅子伝
③空の境界
④真月譚月姫
⑤エヴァンゲリオン
とりあえず自身の中で割と印象深く、核となっている作品を5つ挙げてみた。
アニメーションとしての出来、作画の出来、シナリオの出来
そうしたものは一切排除。自分の中で、ただ好きだったと思えるものだ。
※『けものフレンズ』をここに入れるかどうかすごい悩んだけど、あの作品はまだ自分の中で完全に消化しきれていない部分があるので、ここでは挙げないでおきたい。
基本的に、僕が好きなのは最後が美しい作品だ。アニメ版エヴァはどうだろう?と
思わなくもないが、まぁそこは置いておいて。
そうなると、空の境界を選ぼう!と思わなくもない。空の境界はすべてにおいて『美』に彩られていた。シナリオも、作画も、アニメーションとしても、美しかった。
でも、何かが違う。好き、という言葉で表現するのとは何かがやっぱり違う。
では、うたわれるものだろうか?嫌いなキャラもない。愛をテーマの一つとして語ることのできる作品だと思う。終わり方も、切なくもあり、美しくもある。
EDも実によかった。作品のイメージを損なうことが欠片もなく、むしろあれは相乗効果を生み出していたと思っている。OPもそういう意味では完ぺきだったと思う。
間違いなく好きなアニメだ。
ただ、一番かと言われると違う。二番手くらいだろう。
真月譚月姫はどうか?作画的な意味では、あまり褒められないだろう。
ビジュアルも原作とちょっと離れてる部分があるのがマイナスではある。
ただ、シナリオとしては12話できちんと収めれていたし、よかったと思う。
「なかった」ことになっている作品だが、個人的には評価している。
特に一番印象深かったのが、OPだ。
歌詞のない、曲のみのOP。珍しいな、と思いながら最初見たのを覚えている。
不思議な曲で、かつそこで流れる映像は月姫に初めて触れる人にも優しい。
何となくのイメージを掴ませることがきちんとできている作りだった。
そういう意味で評価は高い。好きな作品であることには間違いない。が五番手。
じゃあ、エヴァ?それは違うと断言できる。
好きな作品なのは間違いない。思い入れも強い。キャラクターは魅力に溢れてたし、あの時代に生きたエヴァオタならLASとかLRSとかあったよね、と今でも思い起こせるだろう。考察も散々やっただろうし。
でも、一番かと言われるとなんか違う。たぶん、どこか美しくないからだと思う。
結局何が好きなの?
火魅子伝です。これだと色々考えて行きつきました。
作画は美しくない。ヒロインの声優は発展途上(最後くらいにはだいぶ良くなってました。)だし、12話で纏めるにはあまりに足りな過ぎた。2クールでやるべき作品だとすら思える。
こうしてみると、褒められた作品じゃないなって改めて思う。
でも、好きなんだよなぁ・・・ なんでだろう?良い点を挙げてみよう。
①OPが良い。綺麗で曲もいい。
もちろん時代補正はかかっていると思います。
でも、それを考慮してもPURESNOWは名曲です。OPの作画もよかった。
これは手放しで褒めてもいいものだと個人的には思っています。
②EDもよかった、と思う。
これは微妙に自信がないけど。曲自体はよかった。
作画は、というといわゆる止め絵だから良くて当然という部分はある。
でも、EDの作画でアニメを回せてたらおそらく名作だっただろうと言えるくらいにはよくできた作画だったと思う。
深夜に見てたけど、どこかこうスッキリさせる曲だった。
以上!!
え?たったこれだけなのに1番好きなのかって?
いいだろ別に!好きなんだからしょうがないじゃん!!
ぶっちゃけるとOPだけでおつりがくるとすら思ってる。
ゲーム版小説版と全てやってるから思い入れが強いとか色々ほかに理由はあるけど。
たぶん、一番の理由は①が全てなんだと思う。
当時深夜に見たあの秀麗なOPがあまりにインパクトがありすぎた。
深夜の2時前に流れるPURESNOWのイントロから徐々に移っていく日魅子の姿が印象深すぎた。そこから続く背景の細かさを僕は忘れない。
全てが優れているから好きなのではない。何かに特化した部分があったから好きなのだ。そういう好きがあることもたぶんあるはずだ。
というわけで、見れる機会があれば火魅子伝OPを見てみてほしい。
おすすめしたい。美しいと思ってくれるはずだ。